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6月2日(月)浜松ホトニクス株式会社中央研究所 井上 卓 先生による先端光科学講義I「空間光変調器とその応用」、ならびに、6月3日(火)〜5日(木)、井上 卓 先生、松本 先生、瀧口 優 先生による先端光科学実験実習I「空間光変調器を用いた光の空間的性質制御」が開催されました。

講義では、光変調器が作用することによって変化する光の波面とその性質について解説いただきました。液晶型空間光変調器(Spatial light modulator : SLM)の特性とその仕様、他のSLMとの違いについて、波面の変化について理解するために必要な波動光学についての理解をレンズ、回折を例にご説明いただきました。後半には、実際にレーザーとSLMを用いた様々な応用について、加工や生体イメージングを例に挙げてご紹介いただきました。

実験実習では、講義と連携してSLM装置、レーザー、レンズ、CCDカメラなどを実際に用いて光学系を組み立てて、SLMから反射されたレーザー光を集光し、そのスポットの様子の観察を行いました。また、SLM制御ソフト上で様々なパターンの位相変調を作ってSLMに加えることで、スポットの様子、集光位置の変化などの計測を行いました。さまざまなザイデル収差や回折パターン、ベッセルビーム、自分で作成したホログラムパターンなどによって、実際にレーザー光のスポット像の変化する様子やホログラム像とその理論的解釈について理解しました。

写真はこちらをご覧下さい。